X(旧Twitter)などで定期的に炎上する「初デートでサイゼはあり?なし?」論争。サイゼリヤは安くて気軽に行けるファミレスの代表格ですが、初デートという特別な場にふさわしいかどうかは、意見が真っ二つに分かれます。
私は個人的にサイゼが大好きです。ワインも美味しいし、ミラノ風ドリアは最強。でも、「初デート=まだ付き合っていない段階」と考えると、やっぱり初回からサイゼは“なし寄り”かなと思います。
付き合う前って、お互いをまだよく知らない状態。少しでも「良い印象を残したい」「ちゃんとしている人だと思われたい」と思うのが自然です。そんな段階でサイゼを選ぶのは、相手に対する誠意や本気度をどうしても軽く見せてしまう可能性があります。
1. 初デートの心理学:「印象形成」は最初の7秒で決まる
心理学では「初頭効果」という現象が知られています。これは、人が最初に受けた印象が長く記憶に残り、後の評価にも大きな影響を与えるというもの。つまり、初デートの第一印象は恋愛の今後を左右すると言っても過言ではありません。
また、人は相手の言動から「どれだけ自分に関心を持ってくれているか」を敏感に読み取ります。例えば、お店の選び方一つとっても「相手を大切に思っている人」か「適当な人」かを判断する材料になるのです。
付き合う前ならなおさら、“どれだけ丁寧に準備してくれたか”が印象を左右します。だからこそ、初デートで「とりあえずサイゼでいいか」と選んでしまうのは、無意識のうちに「努力を惜しむ人」と見なされてしまう危険があるのです。
2. サイゼあり派の意見と体験談
一方で、「初デートでサイゼあり派」の人たちにも、しっかりとした理由があります。SNS上で見られる意見をまとめると、こんな声が多いです。
- 「気取ったお店よりも落ち着いて話せる」
- 「高級すぎる店だと相手に気を使うから疲れる」
- 「サイゼくらい気軽な場所でこそ素が見える」
- 「金額よりも時間を共有することが大事」
実際の体験談も興味深いです。
「初デートでサイゼに行ったけど、お互いワイン好きで盛り上がって、そこから定期的に会うようになった」(30代男性)
「サイゼでミラノ風ドリア食べながら笑って話してたら、一気に距離が縮まった。変に緊張しないから良かった」(20代女性)
心理学的に見ると、「ラポール形成(信頼関係を築くこと)」の初期段階では、過度な緊張を避けることが重要です。高級店のように格式張った空間よりも、カジュアルな環境の方がリラックスしやすく、本音の会話が生まれやすいのです。
つまり、サイゼを選ぶ人は「会話重視」「自然体重視」の傾向があると言えます。相手が同じ価値観なら、むしろ好印象になるケースも多いでしょう。
3. サイゼなし派の意見と体験談
一方で「初デートでサイゼはなし派」の意見には、次のような声が目立ちます。
- 「付き合う前に安い店を選ばれると、本気なのか分からない」
- 「手抜き感を感じる。少しは考えてほしい」
- 「学生ならまだしも、社会人でサイゼはちょっと…」
- 「特別感がない。初デートってやっぱり印象に残したい」
実際の体験談ではこんなケースも。
「初デートでサイゼに行ったけど、事前に予約もなく“とりあえずここでいい?”って言われて冷めた」(20代女性)
「安いとかじゃなくて、“自分のために考えてくれた感”が欲しかった」(30代女性)
心理学的に言えば、これは「自己重要感」が満たされなかった状態。人は誰しも、“自分を特別に扱ってほしい”という欲求を持っています。特に恋愛の初期段階では、その「扱われ方」で好意が強化されたり、逆に冷めてしまったりします。
だからこそ、相手に誠意を見せたいなら、“お店のグレード”よりも“選ぶ過程に気持ちを込める”ことが大切です。たとえば、「サイゼより少し落ち着いたイタリアン」や「雰囲気のいいカフェ」を選ぶだけでも印象は大きく変わります。
4. 男性心理と女性心理のすれ違い
この論争がいつも炎上するのは、男女で「重視しているポイント」が違うからです。
男性は「気を使わせない方がいい」と思ってサイゼを選ぶケースが多いですが、女性は「自分のために少しは考えてくれた方が嬉しい」と感じやすい傾向があります。
つまり、サイゼ問題の本質は「お店のランク」ではなく、「相手への配慮があるかどうか」。心理学でいう“共感的配慮(エンパシー)”があるかどうかで印象はまったく変わります。
相手の価値観や立場を想像できる人は、どんな場所でも魅力的に映ります。逆に「安くてもいいじゃん」と自分の都合だけを押し通すと、どんなに性格が良くても印象を損ねてしまうのです。
5. サイゼを選ぶなら印象を上げる小技
それでも「サイゼが好き」「緊張せず話したい」という場合は、少しの工夫で印象をアップさせることができます。
- 事前に「サイゼ好き?」と軽く聞いておく(相手の価値観を確認)
- 席は静かめの場所を選ぶ(混雑時は避ける)
- おすすめメニューを提案して会話のきっかけにする
- 「安いからここ」ではなく「落ち着いて話せそうだからここにした」と伝える
- 食後にカフェや軽いお散歩をプラスして“デート感”を出す
こうしたひと手間で、サイゼでも十分に印象的な時間を作ることができます。
心理学的にも、相手への「気配り」や「意図の説明」は誠実さのサインとして認識されやすく、信頼感を高める効果があります。
6. まとめ:付き合う前なら「見せ方」も恋愛のうち
結論として、付き合う前の初デートでサイゼを選ぶのは、心理学的にはややリスクがあります。
「安い」「気軽」というメリットよりも、「自分に興味がなさそう」「準備が足りない」という印象を与えやすいからです。
ただし、サイゼ自体が悪いわけではありません。二回目以降のデートや、すでに気心が知れている関係であれば、サイゼのようなカジュアルなお店はむしろ距離を縮める最高の場になります。
重要なのは「場所」ではなく、「どんな意図でその場所を選んだか」。相手を思いやる姿勢があれば、どんな店でも素敵なデートになります。
恋愛って、結局“お店選び”に本質はないけれど、“相手の立場に立てるか”がすべて。
その想像力がある人は、どんな場所に行ってもきっと好かれます。



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