「ブロックされた相手に連絡してもいい?復縁に潜む心理学的落とし穴」

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「インスタで元カノにブロックされています。それでもどうしても話したいことがあり、別の端末でアカウントを作って連絡してみようかと考えています。しつこいのも分かっていますし、未練がましいのも理解していますが、やれることをやっておきたいんです。ちゃんと話せて断られたら、諦めがつくと思うんです。」

恋愛では、別れ際に「言いたいことを言えなかった」「気持ちをきちんと伝えられなかった」という心残りが強く残るものです。その気持ちが「せめて一度だけ話したい」「最後にちゃんと伝えたい」という願望を生み、結果として相手への執着につながります。


心理学から見る「ブロック」の意味

SNSで相手をブロックする行為は、心理的に見ると「関わりを完全に断ちたいサイン」です。ブロックには次のような心理が隠れているとされています。

  • 距離を置きたい:感情的に負担を感じており、接触を避けたい。
  • 強い拒絶:相手と関わることでネガティブな気持ちが生まれるため、物理的に遮断する。
  • 再燃防止:復縁や連絡を望まれる可能性を未然に防ぐための手段。

つまり、ブロックは「もう関わりたくない」という強い拒否の表れです。心理学的には、これを無視して新しいアカウントから連絡する行為は、相手にとってストーカー的な不快感につながるリスクが高いといえます。

「やれることをやっておきたい」という気持ちの正体

相談者の方が言う「やれることをやっておきたい」という気持ちは、心理学的には自己完結欲求認知的不協和の解消と関係しています。
人は「本当は言いたいことがあったのにできなかった」「自分だけ未練が残っている」という不完全な状態に強いストレスを感じます。そのため、何か行動を起こして「自分はやれることをすべてやった」と思うことで、自分を納得させたいのです。

しかし、この行動は「相手との関係をよくするため」ではなく「自分が納得するため」である点が重要です。本人は誠実なつもりでも、相手にとっては独りよがりなアプローチとして受け取られてしまいます。

復縁の可能性はあるのか?

結論から言えば、ブロックされている時点で復縁の可能性は極めて低いと考えられます。なぜなら、復縁の最低条件は「相手が話し合う意思を持っていること」だからです。
相手がブロックを選んでいる以上、今は「あなたと話す気はない」と明確に示しているのです。

ここで無理に別アカウントから連絡をすれば、相手は「どうして分かってくれないの?」とより強い嫌悪感を抱き、復縁の可能性をさらに遠ざけてしまいます。

執着から解放されるための心理学的アプローチ

「最後にもう一度だけ話したい」という気持ちを抑えるのは難しいものです。しかし、心理学的には相手を追いかけるほど自分の心が苦しくなるという逆効果が起きます。ここでは、執着を和らげるためのアプローチを紹介します。

  • 未練を書き出す:言えなかったこと、伝えたかったことを紙にすべて書く。実際に相手に伝えるのではなく、書くことで気持ちを外に出せる。
  • 別れの意味を再解釈する:「振られた」ではなく「新しい自分になるきっかけをくれた」と捉える。
  • 新しい目標を設定する:恋愛以外の分野(仕事、趣味、自己成長)に集中することで心理的空白を埋める。
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復縁はない

正直に言います。
彼女があなたをブロックした時点で、彼女はあなたのことが嫌いになった。
話し合いたいなんて、あなたの自己満足に過ぎず、相手にとっては迷惑でしかありません。
復縁の可能性はゼロに近いと考えたほうがいいでしょう。

ただ、これは冷たい突き放しではなく、あなたがこれ以上傷つかないための現実的なアドバイスです。無理に縋るほど、あなたの心の回復は遅れてしまいます。
本当に次に進むためには「諦める」という選択を受け入れることが最善なのです。

まとめ

今回の相談を心理学的に整理すると次のようになります。

  • ブロックは「もう関わりたくない」という強い拒絶のサイン。
  • 「やれることをやっておきたい」という気持ちは自己完結欲求であり、相手のためではなく自分のため。
  • 別アカウントから連絡するのは逆効果で、ストーカー的な印象を与える。
  • 復縁の可能性は極めて低い。むしろ次に進むことが自分を救う。

恋愛の終わりは苦しいものですが、それをきっかけに成長することは可能です。彼女との未来を追いかけるよりも、自分の未来を切り開くことに力を注ぐほうが、長期的には必ずあなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。

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