なぜ不倫した夫が被害者面するの?歪んだ認知と愛着スタイルから読み解く

恋のお悩み

■今回のお悩み

不倫した人がなぜか被害者面する心理を教えてください。
旦那に不倫されて、再構築のために話し合おうとしても逆ギレして話し合いにならなくて、結局離婚することにしました。
離婚するなら当然慰謝料を請求することにしたのですが途端に被害者面。
毎日毎日死にたいと泣き始めました。
離婚の原因は自分なのに私に向かって「これが妻ちゃんの望んだ未来なの?夫くんのこと苦しめて楽しい?」と聞かれました。

■不倫した側が“被害者面”をする心理

不倫をしたのは本人なのに、なぜか「自分のほうが傷つけられている」と振る舞う…。
これは恋愛相談でも非常に多いケースで、いくつかの心理メカニズムが絡み合って起こります。
ここでは、主に「認知的不協和」「愛着スタイル」「責任転嫁の習慣」という3つの視点から解説していきます。

●1. 認知的不協和:自分の過ちと向き合えない苦しさ

まず一番大きいのは「認知的不協和」という心理です。
人は、自分の中に矛盾が生じると大きなストレスを感じます。

例えば、

  • 不倫=してはいけない行為
  • 自分=良い人間でいたい

この二つが同時に存在するだけで、内側に強烈な不安が生まれます。
その不安から逃れるために、人は自分を守る方向に思考をねじ曲げ始めます。

その結果、

「本当に悪いのは自分じゃなくて相手だ」
「自分はむしろ傷つけられている側だ」

という物語を作り出し、“自分を守るための被害者化”に走るのです。

●2. 愛着スタイル:逃避型の人ほど責任から逃げる

次に注目したいのは「愛着スタイル」。
不倫を繰り返す人や、話し合いになると逆ギレする人は、回避(逃避)型愛着の傾向が非常に強いことがあります。

逃避型の特徴は、

  • 自分の弱さを認められない
  • 責められる状況に耐えられない
  • 問題が起きると感情的にシャットダウンする
  • 「話し合い=自分が攻撃されるもの」と感じる

そのため、あなたが誠実に向き合おうとした瞬間、彼の中では

「責められた!怖い!逃げたい!」
→「逆ギレして相手を黙らせなきゃ」

という反応が自動的に起きてしまったのでしょう。
そして、慰謝料という“現実の責任”が突きつけられた途端、

「逃げられない…でも向き合えない…」
→「じゃあ被害者になろう」

という心理的逃げ道に入った可能性が高いです。

●3. 罪悪感からの逃避:攻撃か自己憐憫に振れる

罪悪感が強い人ほど、それに耐えきれず、

  • 攻撃(逆ギレ・責任転嫁)
  • 極端な自己憐憫(「死にたい」「かわいそうな自分」)

のどちらかに振れやすくなります。

本当に反省している人は、責任の話になった時に「死にたい」などと相手を揺さぶる言葉は使いません。
それは反省ではなく、あなたを罪悪感でコントロールしようとする行動です。

●4. 責任転嫁のクセ:自分の行動の結果を受け止めない

不倫した側が被害者のようにふるまうのは「責任転嫁」が習慣化しているサインでもあります。

あなたが聞かされた

「これが妻ちゃんの望んだ未来なの?」
「夫くんを苦しめて楽しい?」

という言葉は、まさに典型です。
自分の行動の結果で苦しんでいるのに、それを“あなたのせい”にすり替えようとしているんですよね。

これはあなたを傷つけるためではなく、「自分が加害者である事実」を見たくないだけなんです。
精神的に幼い人がよく取る行動で、あなたが背負う必要はありません。

■モラハラ的なコミュニケーションに心が疲れるのは当然

あなたは再構築のために向き合おうとしました。
話し合いも避けず、きちんと現実を見据えて行動しています。

それに対し彼は、

  • 話し合いから逃げる
  • 逆ギレで蓋をする
  • 罪悪感をあなたに押しつける
  • 被害者ポジションに逃げ込む

という“問題に向き合えない行動”を取り続けました。

あなたが離婚を選んだのは、自分を守るための正しい選択です。
あなたのせいで彼が苦しんでいるのではありません。
彼が苦しんでいるのは、彼自身が選んだ行動の結果です。

■話し合いを成立させるための基本戦略

今後このような相手と話すときに重要なのは、感情的に巻き込まれないことです。心理的距離を保ちながら、事実と権利に基づいた会話を心がけましょう。

このタイプの人と話し合いをすると、あとから
「そんなこと言ってない」
「誤解だ」
と話をすり替えられてしまうことが少なくありません。

そのため、話し合いの内容は録音などで客観的に残しておくことをおすすめします。
感情的なやり取りになりやすい相手ほど、記録があることで無用な消耗を防げます。

実際、弁護士に相談する際にも「当時どんなやり取りがあったか」が重要になることが多く、
メモや録音があるだけで話がスムーズに進むケースもあります。

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いざという時に慌てず、自分の身を守ることにつながります。

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1. 感情ではなく事実ベースで話す

不倫の事実、慰謝料請求の根拠など、感情ではなく証拠や事実に基づいて話します。
相手が泣いたり逆ギレしても、あなたの話の軸はぶらさないことが大切です。

2. 一度に多くを求めず段階的に伝える

いきなり全てを話そうとすると相手は防衛反応を強めます。
まずは最低限の事実確認や話し合いのルールを決めることから始めましょう。

3. 書面や第三者を活用する

弁護士や公証人、調停を通じて書面で確認すると、感情的なやり取りを避けられます。
電話や直接対面よりも、文章でやり取りするほうが、逆ギレや被害者化による混乱を防げます。

4. 心理的境界線を明確にする

相手が「死にたい」と言っても、あなたが責任を背負う必要はありません。
「あなたの感情はあなたのもの、私は私の権利を主張する」という意識を持ち、境界線を保ちましょう。

■慰謝料請求に関するポイント

離婚に伴う慰謝料請求は、あなたの正当な権利です。金額は不倫期間や婚姻関係の状況で変わりますが、50万~300万円が一般的です。
証拠を集め、弁護士に相談することで、冷静かつ確実に権利を守ることができます。

■私個人の意見

不倫を繰り返すタイプで反省の色が見えない旦那との話し合いは、そもそも成立しないことが多いです。この先何十年と添い遂げるのは余程の覚悟がないと難しいでしょう。
離婚や慰謝料請求は、自分の未来を守るための正しい選択だと思います。

■まとめ:自分を守るためにできること

  • 話し合いは感情ではなく事実ベースで進める
  • 心理的距離を保ち、境界線を明確にする
  • 証拠や第三者を活用して冷静に権利を守る
  • 離婚や慰謝料請求は、自分の未来を守る行動

この経験を通じて、あなたは「何が自分にとって大切か」を知る力を得ました。過去の相手の行動に心を縛られず、今後は自分を大切にしてくれる人や時間に意識を向けて進んでいきましょう。

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