気になる彼からの「別にいいけど」って脈なし？冷たく感じる返事の心理を徹底解説

今回のお悩み

気になってる男の子と最近DMで少し話すようになり、勇気を出して「今度学校で話しかけてもいい？」と送ったら、「別にいいけど」と返ってきましたт т その後は普通に話してくれましたが、どうしてもその返事が冷たく感じてしまいます。このような返事をするということは本当は嫌なのでしょうか、(;_;)

ドキドキしながら勇気を振り絞って聞いたのに、返事がそっけなく感じられる…。これは多くの人が経験するモヤモヤです。相手の言葉をどう受け取るかによって、心が不安定になってしまうこともありますよね。

この記事では、この「別にいいけど」という返事の裏にある心理を、心理学的な観点から解説しつつ、前向きに行動できるようになるためのアドバイスをお伝えしていきます。

まず、なぜこの一言が冷たく感じるのでしょうか。心理学的には、言葉の「曖昧さ」と「期待のズレ」が大きく関係しています。

① 曖昧な表現だから
「別にいいけど」という言葉は、賛成も反対もしていない中立的な表現です。はっきりと「いいよ！」と肯定されるのを期待していた場合、温度差を感じてしまいやすいのです。
② 相手に期待しすぎてしまうから
恋愛心理学では、人は好意を持っている相手の言葉に対して「ポジティブに反応してほしい」という期待を抱くといわれています。だからこそ、ニュートラルな言葉も「冷たい」と感じてしまうのです。
③ DMという文字だけのやりとり
LINEやDMなどの文章では、声のトーンや表情が伝わらないため、相手の本意を誤解しやすくなります。もしかすると彼は普通の感覚で返しただけなのに、こちら側は「素っ気ない」と解釈してしまうのです。

それでは、彼が「別にいいけど」と返したとき、そこにはどんな心理が隠れているのでしょうか。考えられる可能性をいくつか整理してみましょう。

男子心理としてよくあるのが「素直になれない」というパターン。特に学生時代は、友達に冷やかされるのが恥ずかしい気持ちもあり、本当は嬉しいのに「別に」というワンクッションを置いてしまうのです。

「別にいいけど」という返答は、マイナスな意味ではなく「OKだよ、気にしてないよ」という自然体のサインである場合もあります。深い感情を込めていない分、逆に「嫌ではない」という証拠とも言えます。

もちろん可能性として「まだそこまで親しくないから、とりあえず無難に答えた」というケースも考えられます。この場合でも、今後の関わり方次第で印象は十分に変えていけます。

心理学には「投影」という考え方があります。自分の感情や不安を相手の言葉に投影してしまうのです。今回でいえば、質問者さんが「冷たい」と感じたのは、彼の言葉そのものよりも、自分が「嫌われたらどうしよう」と不安に思っている気持ちが投影されている可能性があります。

また、男子は女子よりも感情を言葉に乗せるのが苦手だという研究結果もあります。女子が「嬉しい！」「楽しみ！」とストレートに感情を表すのに比べ、男子は「別に」「まあ」など曖昧な言葉で感情を隠す傾向があるのです。

では、このような返事をもらったとき、どのように行動すればいいのでしょうか。心理学的アドバイスを交えてご紹介します。

言葉よりも大事なのは、その後の態度です。相談者さんの場合、その後は普通に話してくれたとのこと。これは「嫌ではない」どころか「普通に受け入れている」証拠です。もし本当に嫌なら、その後も会話が続かないはずです。

「冷たいかも」と思ったら、あえて「恥ずかしかったのかな？」「照れてるのかも」とポジティブに解釈してみましょう。ポジティブ解釈は恋愛関係を前向きに進めるうえで大切なスキルです。

DMでは曖昧でも、実際に会ったときの態度のほうが相手の気持ちはよく分かります。勇気を出して学校で話しかけ、彼の反応を直接観察してみましょう。笑顔で返してくれるなら、それが本心です。

「冷たいかも」と感じる背景には、自分の中の不安が隠れています。恋愛では「相手に嫌われたくない」という気持ちが強いほど、言葉の一つひとつに敏感になります。まずは自分の心の不安を認めてあげることが大切です。

「別にいいけど」という言葉は、決して「嫌だ」という意味ではありません。むしろ多くの場合は「OKだよ、気にしてない」というニュアンスか、照れ隠しで素直になれないだけです。冷たいと感じたのは、相手の問題というより、相談者さん自身の期待や不安が影響している可能性が高いのです。

大切なのは、言葉だけにとらわれず、相手の態度や行動全体を見ていくこと。そして自分の不安を優しく受け止めながら、少しずつ距離を縮めていくことです。勇気を出して声をかけた一歩自体が、すでにとても大きな前進ですよ。

恋愛は不安と期待の繰り返しですが、そのドキドキこそが関係を深める大切なエッセンスです。焦らずに、相手の反応を観察しながら、自然な形で関わっていきましょう。