今回のお悩み
彼氏との「連絡の頻度」と「生活リズム」の違いに悩んでいます。
私はできるだけ毎日LINEをして繋がっていたいのですが、彼は連絡にあまり重きを置かないタイプで返信もゆっくり。
また、私は休みの日でも朝から活動したいのに、彼は昼過ぎまで寝てしまうタイプ。だから休日に連絡しても返事が来ないことが多く、寂しさを感じます。
話し合いの結果「価値観の違いだから仕方ない」と言われ、確かに強制はできないと思いつつ、このままでいいのか悩んでいます。
将来もし一緒に暮らすようになったら、生活のズレがもっと大きな問題になるのではと不安です。彼のことは好きですが、友達からは「未来がないなら時間の無駄」とも言われており、別れるべきか迷っています。
価値観が合わない彼氏とは続かない?
心理学的に言うと、価値観とは「自分が何を大事にして生きているか」という心の指針のようなものです。恋愛の初期は、お互いの“好き”が強くて多少の違いは気になりません。でも、時間が経つと小さなズレが少しずつ浮き彫りになっていきます。
たとえば今回のように、「連絡頻度」「生活リズム」「お金の使い方」「休日の過ごし方」など。こうしたズレは恋愛ではごく普通に起こるものです。
大事なのは、“ズレがあること”自体ではなく、そのズレにどう向き合うかという姿勢のほうなんです。
好きなら「合わせる努力」も愛情のひとつ
これは少し私自身の話になりますが、私と旦那も実は生活リズムも連絡頻度もまったく合いませんでした。
私はもともと寝るのが大好きで、休日なんて昼まで寝ていたいタイプ。だけど旦那は朝型で、午前中に用事を済ませたいタイプ。
ものすごくキツいけど朝起きるようにして、旦那のペースに合わせるようにしています。正直たまには私に合わせて午後からにしてほしいなと思うこともあります。生活リズム以外では旦那が私に譲ってる部分もかなりあるので、お互い歩み寄ることが大切だなと思います。
少しでも安眠できるようにトゥルースリーパー買ってみました(笑)⬇️
恋愛って、どちらかが完全に自分のペースを貫くよりも、「どっちかが少し合わせていく」ことで成り立つことが多いです。だから、もしあなたが「彼にもっと合わせてほしい」と思うなら、その前に「自分が彼に合わせてみる」ことも一度やってみてほしいなと思います。
心理学で見る「価値観の不一致」が起こる理由
人はそれぞれ、“安心を感じるポイント”が違います。心理学では、これを「愛情スタイル(愛着タイプ)」と呼びます。
例えば、あなたのように「毎日LINEしたい」「たくさん話してつながっていたい」と感じるタイプは、相手と“近い距離”で安心を感じるタイプ。一方、彼のように「たとえ連絡が少なくても気持ちは変わらない」と思うタイプは、“一定の距離”があっても平気なタイプなんです。
つまり、愛情表現の仕方が違うだけで、どちらが悪いという話ではありません。 問題は、どちらも「自分の愛し方が正しい」と思ってしまうこと。そうすると、お互いに「なんでわかってくれないの?」とすれ違ってしまうんです。
「価値観が違う=合わない」ではない
多くの人が勘違いしがちなのは、「価値観が違う=相性が悪い」と思い込んでしまうこと。でも本当は、価値観が違っても一緒にいられるカップルはたくさんいます。
ポイントは、“違いを理解して、工夫できるかどうか”。
彼があなたと同じように頻繁に連絡を取ることは難しいかもしれません。でも、たとえば「おはよう」「おやすみ」だけは毎日送る、「寝る前に少し電話する」など、お互いが無理なく続けられる“中間点”を見つけることはできるはずです。
また、あなたが休日に彼が寝ていることに寂しさを感じるなら、「午前中は寝ててもいいけど、午後からは連絡してくれると嬉しい」みたいに、少し具体的に伝えるのもありです。
将来を考えるなら、「歩み寄れる関係」かどうか
あなたが不安に思っている「同棲したら生活リズムが合わない」という点。確かに、これは将来的には大きな課題になります。
でも、ここで見てほしいのは、“彼が歩み寄る意志を持っているかどうか”。完璧に合わせる必要はありません。ただ、「あなたが不安に思っていることを理解しようとしてくれるか」「少しでも寄り添おうとしてくれるか」。それが、長く続くカップルの大きな違いです。
逆に、話しても全く変わる気がない、理解する姿勢もない、という場合は、残念ながら今後も苦労が続く可能性が高いです。
「我慢」ではなく「納得して合わせる」ことが大事
私が旦那に生活リズムを合わせているのも、「合わせたほうがラクだな」って思ったからなんです。無理しているわけじゃなくて、自分が選んでそうしてるという感覚。
恋愛で一番つらいのは、「なんで私ばっかり」「我慢してるのは私だけ」って思いながら続けることです。だからこそ、合わせるなら“納得して合わせる”。そこが大事だと思います。
たとえば、「私は彼が好きだから、LINEの頻度にそこまでこだわらないようにしよう」「休日の午前中は寝てる時間だと思って、私も自分のことをする時間にしよう」など、自分の気持ちの整理をつけながら調整するのがおすすめです。
まとめ:違いは悪いことじゃない。大事なのは“思いやりの方向”
価値観の違いは、恋愛では当たり前にあること。 どちらかが完全に合わせる必要はないけれど、歩み寄りがあるかどうかが大事。 「合わせてもらう」より「自分が合わせてみる」と、関係が穏やかになりやすい。 我慢ではなく、納得して選べるかどうかが幸せの分かれ道。
価値観が違うと悩むのは、相手を大切に思っている証拠です。だからこそ、すぐに「別れる」「無理」と決めつけず、自分ができる工夫を一度試してみてください。
恋愛は、完璧に合う人を探すことじゃなくて、違いがあっても心地よくいられる方法を見つけること。 そして、あなたが「この人と一緒にいると穏やかだな」と感じられるなら、それは十分に価値のある関係だと思います。
コメント