嘘や隠し事が多い人は浮気する?

恋のお悩み

今回のお悩み

「嘘を付く、はぐらかして本当のことを言わない、隠し事をする、こういう傾向のある人は、浮気しますか?」


浮気の傾向はある

正直に言うと、「浮気しやすい傾向はある」と思います。
もちろん“全員がそう”とは言い切れません。
でも、嘘や隠し事が日常化している人って、浮気に対しての罪悪感が薄くなりやすいんですよね。

嘘やごまかしって、最初は小さなことでも慣れるとどんどん平気になるんです。
「別に悪いことじゃないし」「言わない方が相手のため」とか、自分の中で理由をつけて。
それが恋愛でも同じで、“相手に言わない”という選択を繰り返しているうちに、どんどん秘密が増えていく。

だからこそ、「嘘をつく」「言わない」「隠す」が多い人は、浮気のリスクが高い人と言っていいと思います。

嘘をつく人の心理とは

心理学的に言うと、人が嘘をつく理由は大きく分けて3つあります。

  • 自分を守るための嘘(自己防衛)
    相手に怒られたくない、嫌われたくない、責められたくない。だから本当のことを言わない。
  • 相手を守るための嘘(防衛的配慮)
    「言わない方が優しさ」と思って隠す。これは一見良い人っぽいけど、結果的に信用を失うタイプ。
  • 都合のいい嘘(利己的な嘘)
    浮気や裏アカ、秘密の交友関係など、自分の世界を守りたいタイプ。浮気しやすいのは圧倒的にこのパターンです。

特に、三つ目の「自分の自由を守るために嘘をつくタイプ」は、浮気の可能性が高いです。 恋愛をしていてもどこかで「縛られたくない」「自分の世界を持っていたい」と思っていて、 そのためなら多少の嘘や隠し事も“悪くないこと”と感じてしまう。

こういう人って、最初のうちは優しくて器用なんですよ。相手に合わせるのも上手だし、嘘もバレにくい。 でも関係が深まるほど「なんか距離を感じる」「本音が見えない」って思うようになるんです。


「言わないこと」と「嘘をつくこと」の間にあるグレーゾーン

よく「嘘をついてるわけじゃないんだからいいでしょ」って言う人がいます。 でも、嘘にならないギリギリの“言わない”って、実は一番厄介なんですよね。

たとえば、「元恋人とたまたま連絡を取ったけど、何もなかったから言わない」。 この“何もなかった”の基準って本人次第。 でも、相手にとっては「それを隠すこと自体が裏切り」なんです。

浮気をする人って、こういう“グレーなライン”を上手に使うんですよ。 「嘘はついてない」「バレるようなことはしてない」「やましいことはない」と思い込むことで、 自分を正当化する。心理学ではこういうのを“認知的不協和の解消”と言います。

要するに、「悪いことをしている」と思うとしんどいから、 自分の中で「これは浮気じゃない」「隠す必要があった」と都合よく解釈して、 罪悪感を軽くしてるんです。

浮気しやすい人に共通する特徴

いくつか挙げると、だいたいこんな感じです。

  • 自分に甘く、他人には冷静。
  • 感情よりも理屈で物事を考える。
  • 「嘘も優しさ」と思っている。
  • バレないこと=悪くないと思っている。
  • 自分の自由やプライバシーをやたら大切にする。
  • 説明責任を果たさない(聞かれたことにだけ答える)。

この中で3つ以上当てはまる人は、正直言って浮気のリスクが高いと思います。 特に“プライバシー”を強調する人は注意です。 恋人関係って、ある程度は情報を共有し合うことで信頼が生まれるもの。 そこを拒むのは「秘密を守りたい理由」があるからなんですよ。

とはいえ、「嘘をつく=浮気する」ではない

ここで大事なのは、嘘や隠し事があるからといって、即「浮気」と決めつけないこと。 嘘をつくのが癖になっている人の中には、“浮気とは関係ない不安”を抱えている場合もあります。

たとえば、過去に否定された経験がある人。 何かを話すたびに「それって違うでしょ」と言われてきた人は、 本音を言うよりも“黙っておくほうが楽”と思ってしまう傾向があります。

こういうタイプは「悪意の嘘」ではなく「防衛の嘘」なんですよね。 ただし、どちらにしても、信頼関係を築く上ではマイナスに働くことが多いです。

隠し事が多い人とどう向き合うか

大事なのは、問い詰めるよりも“なぜ隠すのか”の背景を探ること。 「浮気してるでしょ?」と攻めても、余計に嘘を重ねるだけです。 人って責められると、防衛反応でさらに隠そうとするから。

もし本当に相手のことを信じたいなら、 「あなたが隠したくなるほど何か不安なことがあるの?」 「私のどんな反応が怖いの?」 という聞き方のほうが、ずっと効果的です。

それで誠実に向き合ってくれるなら、まだ信頼を再構築できる余地があります。 でも、話をはぐらかす・逆ギレする・「そんなの詮索するな」と逃げる場合は、 もうその人は“隠すことを前提に付き合ってる”と思っていいです。

「隠し事が多い=誠実じゃない」よりも、 「隠し事をする理由を説明しようとしない=誠実じゃない」だと思ってます。

信頼関係を取り戻すためにできること

浮気や隠し事に不安を感じるとき、 相手を変えるよりも“自分のスタンス”を決めておくほうが大事です。

  • 何をされたら信頼できなくなるのか(自分の基準)
  • そのラインを越えたとき、どう行動するのか
  • それを相手にどう伝えるか

この3つを整理しておくと、相手に振り回されずに済みます。 「浮気されたら別れる」と言いつつ、実際には別れられない人が多いのは、 “どのラインからが浮気か”が自分の中で曖昧だからなんです。

逆に言えば、自分の中で明確にラインを持っている人は、 相手もそれを察して軽はずみな行動を取りづらくなります。

まとめ:嘘は「行動の前兆」になりやすい

嘘や隠し事って、実は“浮気の本番”よりも前に始まるサインなんですよ。 浮気のきっかけは、相手への気持ちの問題というより、 「自分がバレずに済むと思った」瞬間から始まります。

だから、「嘘をつく・本当を言わない・隠す」が目立ち始めたら、 それはもう“信頼の赤信号”。 浮気してるかどうかよりも、信頼関係が壊れかけているサインとして受け止めていいと思います。

結局、誠実さって“正直に話すこと”じゃなくて、 “話しにくいことも話そうとする姿勢”なんですよね。 そこが見えない相手なら、残念だけどこれからも同じことを繰り返すと思います。

信頼関係って、嘘をゼロにするよりも、 嘘をつかずにいられる関係を作れるかどうか、なんです。


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