歯科衛生士×心理学。実は私、患者さんとの会話に心理学を使ってます
実は私、歯科衛生士の資格を持っているんですが、
日々の診療の中でかなり意識して使っているのが「心理学」です。
「歯医者さんが苦手」「緊張してしまう」「何をされるか分からなくて怖い」
そんな気持ちを抱えて来院される患者さんって、本当に多いんですよね。
だからこそ私は、
歯のケアだけじゃなく“心の距離を縮めること”も大事な仕事だと思っています。
歯科医院は、想像以上に「不安が集まる場所」
患者さんとお話ししていると、
- 表情がこわばっている
- 返事はするけど声が小さい
- こちらの説明があまり入っていない感じがする
こういうサインが見えることがあります。
これって、技術や説明が足りないというより、
「不安で頭がいっぱい」な状態なんですよね。
心理学でいうと、人は不安や恐怖が強いと、
新しい情報を受け取りにくくなります。
だから私はいきなり専門的な説明をするより、
- まず雑談を少し入れる
- 「ここが一番気になりますか?」と選択肢を渡す
- 相手の言葉を繰り返して安心させる
こんなことを意識しています。
患者さんの反応が変わる、ちょっとした声かけ
たとえば同じ内容でも、
「今日は歯石を取りますね」
よりも
「今日はお掃除がメインで、痛みは出にくいですよ」
こう言い換えるだけで、
患者さんの肩の力がふっと抜けることがあります。
これも心理学でいう「予測できると不安は下がる」という考え方。
人は「何をされるか分からない状態」が一番怖いんです。
だから私は、
次に何をするか・どれくらいで終わるかを、
できるだけ言葉にするようにしています。
技術だけじゃなく「安心感」もケアの一部
歯科衛生士って、
スケーリングや指導など「技術職」のイメージが強いと思います。
でも実際は、
- 患者さんの気持ちを汲み取る
- 言いにくい本音を引き出す
- 通い続けてもらえる関係を作る
こういうコミュニケーションの積み重ねがとても大きい仕事です。
心理学を学んでから、
「どう声をかければこの人は安心するかな?」
と考えるクセがつきました。
そのおかげか、
「歯医者苦手だったけど、ここは大丈夫」
と言ってもらえることも増えて、すごく嬉しいです。
心理学は、特別な人のためのものじゃない
心理学って聞くと、
カウンセラーや専門家だけのものに感じるかもしれません。
でも実は、
誰かと向き合う仕事をしている人ほど役に立つものだと思っています。
歯科衛生士としても、
一人の人間としても、
相手の気持ちを想像する力は、これからも大切にしていきたいです。
歯をきれいにするだけじゃなく、
「ここに来てよかった」と思ってもらえるように。
今日もそんな気持ちで、患者さんと向き合っています。



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