付き合いたての「ラブラブ期」。ドキドキもトキメキもピークで、毎日が特別に感じられる幸せな時間です。ところが、この時期には“良かれと思ってやっていること”が、実は2人の関係に小さな歪みを生み出してしまうことがあります。
この記事では、ラブラブ期にやりがちなNG行動と、その回避法を心理学的な視点も交えながら解説します。恋愛の初期を大切に過ごすことで、その後の関係性がぐっと安定して長続きするカップルへと育っていきますよ。
1. 常に一緒にいたがる
NG行動
「せっかだから毎日会いたい」「できればずっと一緒にいたい」と思うのは自然なこと。ですが、過度に一緒にいようとすると、お互いのプライベートな時間がなくなり、疲れやマンネリに繋がってしまいます。
心理学的背景
心理学では「過剰接近欲求」と呼ばれる現象があります。好きだからこそ相手との心理的距離を縮めたいと思うのですが、相手には「パーソナルスペース」や「ひとりの時間」も必要。これが奪われると、逆に愛情が負担に感じられてしまいます。
回避法
- 週に1〜2日は“自分の時間”を優先する日を作る
- 会えない時間は「次に会う楽しみ」に変える
- LINEや通話も“心地よい頻度”を話し合う
お互いに自立した関係を築くことで、恋愛はより健全に長続きします。
2. 連絡を詰め込みすぎる
NG行動
「おはよう」「今なにしてる?」「おやすみ」…付き合いたては、つい何度もLINEや電話をしてしまうもの。でも、過剰な連絡は「束縛されている」と感じさせるリスクがあります。
心理学的背景
「自己決定理論」では、人は自分で選択できるときに満足感を得るとされています。つまり、相手が“自分のタイミングで連絡できる自由”を尊重することが重要です。
回避法
- “無理に毎日連絡しなきゃ”と思わない
- 相手の生活リズムに合わせた頻度を探る
- スタンプや一言など、軽い連絡を取り入れる
量より質を意識することで、心地よいコミュニケーションが生まれます。
3. 愛情表現の独りよがり
NG行動
「大好き!」「ずっと一緒にいたい!」と、強すぎる愛情表現を繰り返す。これは一見良さそうに思えますが、相手がまだ同じテンションにいない場合はプレッシャーになることがあります。
心理学的背景
これは「愛情の非対称性」と呼ばれる現象。カップルの愛情表現は必ずしも同じ強さで一致しません。心理学的に見ると「不一致」は自然なことですが、過剰な言葉や行動は相手を追い詰めてしまいます。
回避法
- 相手の反応を観察して、テンションを合わせる
- 言葉だけでなく、行動(支え合い・気遣い)で示す
- 「ありがとう」や「嬉しい」という肯定的な言葉を増やす
バランスの取れた愛情表現は、安心感につながります。
4. SNSへの依存
NG行動
- デート写真をすぐにSNSに投稿する
- ストーリーで相手の存在をアピールしすぎる
- 「いいね」の数で愛情を測ってしまう
こうした行動は、本人たちは楽しくても、相手や周囲にプレッシャーを与えることもあります。
心理学的背景
「承認欲求」の表れです。特に恋愛初期は「自分の恋がちゃんと価値のあるもの」と認められたい心理が強まります。しかし、SNSを介して恋愛を評価しようとすると、本質を見失いやすくなります。
回避法
- 投稿は相手の了承を得てから
- “2人だけの思い出”を大事にする日を設ける
- SNSよりも、直接伝える言葉や行動を重視する
5. 過度な嫉妬や束縛
NG行動
- 「誰と会ってたの?」と詮索する
- 異性との交流を禁止する
- 既読スルーに不安を抱く
これは恋愛初期に特に多いトラブルの原因です。
心理学的背景
嫉妬の裏には「自己肯定感の低さ」が関わっています。相手を信じられないのではなく、「自分が選ばれ続ける自信がない」ことが根底にあるのです。
回避法
- 「信頼すること」=「依存しないこと」と理解する
- 自分の趣味や友人関係を大切にして心の拠り所を増やす
- 不安は責める言葉でなく、素直に「寂しかった」と伝える
6. 将来を急ぎすぎる
NG行動
「結婚したら…」「子どもができたら…」と、早い段階から具体的な将来像を話しすぎること。真剣な気持ちは素敵ですが、相手にとっては“プレッシャー”になってしまうことがあります。
心理学的背景
「関係発展段階モデル」によれば、恋愛は“自己開示の深まり”とともに進展していきます。段階を飛ばすと、相手が“心の準備不足”で不安を感じてしまいます。
回避法
- 未来の話は“夢を語る感覚”で軽やかに
- まずは「今この瞬間を楽しむ」ことを大事にする
- 具体的な将来の話は、信頼と安定が育ってから
まとめ:ラブラブ期こそ“バランス”が大切
付き合いたては気持ちが盛り上がりやすい時期。でも、やりがちなNG行動を避けて「ちょうど良い距離感」を意識することで、恋は長続きしやすくなります。
- 常に一緒にいようとしすぎない
- 連絡は心地よい頻度で
- 愛情表現は相手に合わせる
- SNSに頼りすぎない
- 嫉妬や束縛は控える
- 将来を急ぎすぎない
この6つを意識するだけで、ラブラブ期はさらに心地よいものになり、その後の関係も安定していきます。恋愛は“相手を大事にすること”と同じくらい、“自分自身を大事にすること”も大切。お互いに無理なく成長できる関係こそが、長続きするカップルの秘訣ですよ。
次回は⬇️
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